インスタグラムは、軽く読むのに向いている媒体です。
全く知らないことを「そういうこともあるんだな」
というレベルでインプットするには、とても適しています。
一方で、「それをもう少し詳しく知りたい」と思った途端、
情報が足りず、読者は迷子になりがちです。
このブログは、その答えを事例を交えて解説する試みです。
今回のテーマは「スマホのIDとパスワード入力はなぜ必要なのか?」
高齢のお客様から、最も多く寄せられる質問のひとつです。
元の投稿(Before)
IT学習サロン千葉インスタグラム「IDとパスワードはなぜ必要?」の回
https://www.instagram.com/p/DRoobWOknY-/?img_index=1
専門用語を極力つかわず、高齢者に身近な例え(今回はホテルのカギ)
を使って、直感的に理解してもらうのがねらいです。
補足ポイント
① ネットで取引をする際に、必ず「IDとパスワード」を入力しなければならない理由は説明できます。しかし、形の見えないロジック(論理)を高齢の方が理解するのはハードルが高いのが現実です。そこで今回は、論理ではなく、ドラマや映画のイメージに置き換えました。
② スライド内に書ける文字数は、せいぜい20文字程度です。それで直感的に理解できる方は、全体の半分もいないと想定しています。そこで、それを補足する説明文が必要だと考えました。
③ 「なぜ?」という問題提起から、「だからこうしてね」という結論までを、自然に理解できる流れになるよう文章で補足しています。
スライド画像に合わせた解説(After)

・なぜ毎回「ID」と「パスワード」の2つを入力しなければならないのか。正直めんどう。
・サイトごとにパスワードを変えるのは覚えられない。結局いつも同じものを使ってしまう。
この気持ちはとても自然ですが、この考え方のまま使い続けることには大きなリスクがあります。それを直感的に理解してもらうために使った例えが、「部屋のカギ」です。

ホテルの部屋は、作りはどれも似ていますが、カギは一部屋ごとに違います。自分が宿泊している間、そのカギを使うのは自分だけなので、安心して過ごすことができます。

もし、すべての部屋が同じカギだったらどうなるでしょうか。たった1本でも盗まれたり、コピーされたりしたら、すべての部屋に自由に出入りできてしまいます。これは、とても怖い状態です。
スマホやインターネットのサービスも同じです。見た目は似ていても、ひとつひとつが別の「部屋」です。パスワードを使い回すということは、すべての部屋を同じカギで守っているのと同じ状態になります。

とはいえ、「全部変えましょう」「複雑にしましょう」と言われても、現実的ではありません。そこで、めんどうくささと安全性の折衷案として紹介したのが、「同じパスワードでも、語尾だけを変える」という方法です。
スライドでは「数字を1文字変える」と表現しましたが、実際には私は4文字程度を変えて管理しています。完璧ではありませんが、使い回しよりははるかに安全です。

また、パスワードをメモして管理する方法についても触れました。書いたメモをなくしてしまう、いわゆる「高齢者あるある」への対策としておすすめしているのが、100円ショップで売られている金銭管理表です。マス目にパスワードを書き込み、あいうえお順ではなく、ABC順で整理すると探しやすくなります。

最後のスライドでは、これらを踏まえた結論として、使い回しのリスクを理解していただいた上で、「めんどうくささ」と「安全性」の現実的な落としどころを、具体例とともにお伝えしました。
振り返り
これで、インスタ投稿で表現しきれなかった「行間」を埋めることができました。
日本語は
・短すぎると理解ができず、誤解を生む
・長すぎると、途中で読むのをやめてしまう
ので、そのさじ加減が重要です。
・インスタのスライドで見せた「知るきっかけ」を
・ブログで補完し腹落ちさせる
その2つがそろって初めて、自分の想いを相手に伝えることができるのだと思います。

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